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大阪桐蔭(大阪) – 智弁学園(奈良)

試合展開

【スコア】

大阪桐蔭(大阪) 7 – 3 智弁学園(奈良)

【試合の流れ】
雨上がりの曇天に、栄冠を勝ち取らんとする球児たちの熱気が差し込んだ。
大阪桐蔭は序盤3イニングすべてで複数安打を重ねて攻め立てる。1回は無得点に終わったが、2回に先制すると3回には2点を追加する。対する智弁学園はこれまで逆転で勝ってきた反撃力を魅せつける。3回裏2死3塁から内野ゴロの間に全力疾走で1点を返すと、4回表の相手打線を三者凡退に抑える。その裏に2塁打からバント2つで手堅く1点を挙げると、6回には4番のホームランで同点とする。しかし直後の7回表に大阪桐蔭が3連打で無死満塁を作ると、四球を選んで再び勝ち越しに成功する。さらに内野ゴロ,タイムリーとつないでこの回4点を追加、今試合最大の点差をつける。再び追う形となった智弁学園はその裏に連打でチャンスを作るが、大阪桐蔭が冷静に抑えて勝ち切った。大阪桐蔭はセンバツ優勝5度目、愛知の東邦高校と並んで最多回数となった。

観どころ

  • 朝は雨が降っていたようだが、試合開始は予定通りとなった。阪神園芸の皆様に感謝である。
  • 智弁学園が追い付くまでの得点は「取られた直後に」「前の守備を3人で終えた直後に」入っている。相手をペースに乗せない得点タイミングである。そして大阪桐蔭は「追いつかれた直後に」突き放す。
  • 大阪桐蔭は準決勝まで失策や投手による暴投や目立った印象があった。しかし決勝は暴投1つの無失策。一方でその暴投をチャンスに得点した智弁学園も強かである。
  • 高校野球において、先制した場合の勝率は.975らしい。しかし智弁学園は逆転でここまで来ていたのでどうなるかわからなかった。

2026年選抜高校野球を観た感想など

昨年の春夏優勝高校が初戦で敗退するという波乱の幕開けとなった。タイブレークでの大量得点や8点差からの逆転もあり、やはり高校野球は何が起こるかわからない。夏→冬で選手が入れ替わることもあり、連覇の難しさが改めてわかった。

今大会から導入されたDH制は多くの高校に採用された。プロ野球と異なり各校が試合ごとに採用不採用を選べることで「試合ごとにDH採用不採用を変える」「DH採用 vs DH不採用の試合が発生する」という光景を見ることが可能となった。守備は苦手だが打力はトップクラスな選手はDHで活躍させることができ、「エースで4番」のような打力のある投手は「大谷ルール」「DH不採用」でこれまで通り打席に立てる。高校野球独自のDH制は各校が共通ルールに縛られず、自らの強みを活かして戦略の幅を広げられる良調整ではないかと考える。

DHを使わなかった高校は32校中4校で、いずれも初戦で敗退している。一方でセンバツ2026大会全試合でのDH選手の打率は2割を切り、全選手の打率より低かった。以前プロ野球のある選手が「DHは守備でリズムを作れないので、打席で結果を残せないと次の打席まで悶々とすることになる」といっていた覚えがある。今大会が初の試みであるため今後DH採用は減っていく可能性もあるが、先述の通りDHを使う使わないは選ぶことができる。DH制が廃止となる可能性は極めて低いと予想され、戦略の幅が広がったことで高校野球は新時代に突入したといえるのではないだろうか。

DH選手の打率が低かったこともあったかもしれないが、大会を通じてロースコアの接戦が多かった印象。打力のある同士が対戦するとロースコアになる展開も見られ、高校野球の難しさは深まるばかりである。

21世紀枠は今年も初戦で敗退となってしまった。実力で出場を決めた高校と力の差が出てしまうことは仕方ない。もし他校の理解が得られるのなら、21世紀枠同士が初戦で必ず当たるようにようにしてみてはどうだろうか。

優勝した大阪桐蔭はここ最近優勝から遠ざかっていた印象。低反発バットに変わったことで打ちにくくなったことが原因かもしれないが、DH制によって打力を生かしやすくなって再び勢いをつけてきたのだろうか。センバツ5度の優勝は偉大な成績である。

どのような試合展開であろうと、最後まで全力のフェアプレーを貫いた選手たちに万雷の拍手を送りたい。

でぶねこまるじ

高校野球は毎年観ているけれど、飽きたことはないのである。理由はわからないのである。いつか現地観戦してみたいのである。

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